カルバトールの写真と男性の脳内のイラスト

カルバトールとは、カルバマゼピンという成分が抗てんかん・抗躁鬱病によく効くことで話題となっています。この成分は脳神経に働きかけることで過敏になっている神経を抑制する作用を持っており、医学的にも古くから用いられている信頼の成分です。

カルバマゼピン成分の歴史と医学的な経緯

カルバマゼピンとは、カルバトールやテグレトールといった商品に使用されている成分のことです。前者は一般名とされていて、後者は商品名となっています。そのため、カルバトールなどの名前を見かけることが多いのではないでしょうか。
カルバマゼピンは比較的新しい薬剤と言われています。実際多くの向精神病薬が1950年代を境に開発されているので、その中では比較的古い薬剤といえますが、人類の歴史から考えれば十分新しいといえるでしょう。
カルバマゼピンとは1957年に合成された薬です。1960年代より発売されていて、スイスやイギリスを初め60年代中頃には日本でも発売されるようになりました。抗てんかん薬としてだけでなく、三叉神経痛の発作の抑制効果としても利用が始まりました。その後、1970年代に抗躁病作用が発見されたので、1990年には双極性障害や躁病にも使用されるようになっています。そのようなカルバマゼピン成分ですが、作用機序としては脳神経などに存在するNaチャネルの機能を妨げる事で効果が発揮されます。それによっててんかん発作で特に知られる失神、意識消失などの大発作や精神運動発作と呼ばれる突然の喜怒哀楽、意味不明な言葉の羅列などの症状を抑えます。
その中でもカルバトールは、同成分を含んだジェネリック医薬品として開発されています。ジェネリック医薬品とは、元々の薬剤の特許が切れた段階で他の企業によって似たような薬が作られ、販売されている物の事を言います。企業としても新たに研究して開発する必要がないので、研究費、人件費を抑える事が可能といえます。メリットとしては国全体の医療費の削減、個人レベルでも医療費の削減が可能となっています。そのような背景からカルバトールは生成されていますので、もしもジェネリック医薬品に抵抗がないのであればこちらの薬を選択すると良いかもしれませんね。